カイツブリ

春になると(北海道では)池や沼などに姿をあらわし、「ケケ、ケケ、ケレケレケレケレ~」などと奇怪な声を張り上げます。
とても声量が大きいので、知らなければこの鳥の出す声だとは信じられないでしょう。
水面に浮いているのを見つけても、すぐに潜水してしまい、カメラで狙っていると見失います。
しばらくすると浮上してきますが、たいていは予想以上に遠くの水面です。
潜水が得意なわけは足の形状が水を掻くのに適しているためで、反面、地上を歩くのは下手です。

⦁ カイツブリ目カイツブリ科
⦁ 英名 Little Grebe
⦁ 体長 26センチ
⦁ 食性 魚類・昆虫類
⦁ 北海道(夏鳥) その他国内(留鳥)


ハトくらいの大きさで、雄雌見た目に違いなし。
夏羽では、ほっぺから首にかけて赤い色が目立ちます。
マンガみたいなビックリ目も特徴的。

生まれてすぐのヒナはちょっと反則的なかわいさ。
黒っぽい顔につぶらなお目目、ダースモールみたいな隈取メイクがカッコいいんです。

一時期、小さなヒナを背中に乗せて泳ぎます。
その時期を過ぎると、ヒナはそれぞれ親を追って泳ぎ回り、潜水の仕方や餌の取り方を学びます。

親鳥について回る様子を撮影できたので、動画でごらんください。
ママンを見失ってキョロキョロするのがすんごく可愛いです。

水辺の鳥

Posted by とおる彦