フクロウ
森に棲む静かなる狩人。
古い木の樹洞などに営巣し繁殖します。
私の住まいのすぐそばの森では、シーズンになるとフクロウと雛の写真を撮ろうと大勢のバーダーが押しかけます。
フクロウを探すには、彼らが集まるところを探すのが手っ取り早かったりします。
毎年同じところに営巣するかと思えばそうでもなく、今年などはみなさん撮影ポイントを見つけられずに困っているようです。
⦁ フクロウ ここでは亜種エゾフクロウ
⦁ フクロウ目フクロウ科
⦁ 英名 Ural Owl
⦁ 食性 小型哺乳類、鳥類、両生類など
⦁ 留鳥
成鳥はけっこう大きく、間近でみると迫力があります。
というのも、昨年、森を歩いていたときに思いがけずフクロウに出会ったことがありました。
距離にして5メートル。人の頭くらいの高さの枝にひっそりと止まっていました。
薄暗かったので、ぱっと見て枝にバケツが乗っているのかと思いました。
フクロウだと気づいて、とっさにコンデジを取り出して撮影したのがこの写真です。
薄暗い木立の中、ちょっと悪魔的な雰囲気をまとっています。
夜行性の鳥ゆえ、昼間は眠いのでしょう。寝落ちしそうなところにも見えます。
首の可動域が広いため、顔をほぼ真後ろに向けることができます。
落ち着いていて、知的な印象を受けました。
昔の人が知恵の象徴としたのもうなずげます。