メダイチドリ
春、秋の渡りの季節には、ガン・カモ類やシギチ類がたくさん観察できて楽しいんですが、シギ・チドリはどれも姿が似ていて種別特定が難しく、苦手意識があったりします。
そんな中でもメダイチドリの幼鳥は、わかりやすい特徴があって識別がしやすく、好感が持てます。
性格も、おっとりとしているように見えてカワイイです。
⦁ メダイチドリ
⦁ チドリ目チドリ科
⦁ 英名 Mongolian Plover
⦁ ゴカイ類など
⦁ 旅鳥
メダイチドリの名前の由来は、そのまんま“目が大きい”というところからのようです。
本当に目が大きくて、プリクラで盛ったみたいにちょっと不自然に感じるくらいです。
でも、目が大きく見えるのは幼鳥のころだけで、成鳥になると顔の模様がごちゃごちゃしてきて大して目が大きくも見えなくなってきます。
そんな理由で、この鳥の魅力は幼鳥のころの姿に尽きる気がします。
観察するなら秋に渡来した頃がいいのではないでしょうか。このページの写真は、そのころのものです。
浜辺などでシギチ類を観察していると、わりと距離を詰めさせてくれることに気づきます。
メダイチドリの場合は、接近を許してくれはするんですが、大きな目でこちらをジッと見つめてくるので、なんだか落ち着きない気持ちにさせられます。
小さいけれど、野鳥界屈指の目力の持ち主ではないでしょうか。
※ 最初にシギチは判別が難しいといいましたが、今回取り上げた鳥の写真、ほんとうにメダイチドリなのかは確証ありません。
違ったらどうしましょう (*´Д`)